ハンドドリップ初心者が迷う「ドリッパー選び」
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せっかくハンドドリップを始めるなら、失敗せずに美味しく淹れたいですよね。
でも、カリタとハリオ…どちらを選べばいいの？そんな迷いをやさしく解消します。
今回は、よく見かける「カリタ」と「ハリオ」のドリッパーについて、やさしくご紹介します。
どちらも人気のあるブランドですが、形や抽出の仕方にちょっとした違いがあるんです。
カリタとハリオは、どちらも日本生まれの人気ブランド。
見た目は似ていても、ドリッパーの形やお湯の流れ方が違うため、仕上がる味にも個性が出ます。
この記事では、それぞれの特徴をやさしく解説していきます。
カリタドリッパーの特徴と魅力：やさしく、安定した味わい
カリタのドリッパーは、底に３つ穴がある「三つ穴式」。
この構造のおかげで初心者さんでも安定した味を出しやすいのが魅力です。
底に３つの小さな穴があり、お湯がゆっくりと均等に流れていきます。
そのため、抽出のスピードが自然にコントロールされるので、初心者さんでも失敗しにくいのが魅力です。
カリタドリッパーの特徴
- 味わいはまろやかで、バランスの良い仕上がりに。
- ペーパーフィルターは専用の「カリタ式」を使います。
- 陶器やステンレスなど、素材の種類も豊富です。
「なんだかコーヒーって難しそう……。」
そう感じている方には、カリタのドリッパーは心強い味方になってくれます。
ハリオドリッパーの特徴と魅力：自由に味を調整できる楽しさ
ハリオのドリッパーは、底に大きな一つ穴がある「一つ穴式」。
お湯の注ぎ方によって味が変わるので、慣れてくると自分好みの味を追求できる楽しさがあります。
その秘密は、内側にはらせん状のリブ（溝）の存在。
個性的なリブの形が、お湯の流れをスムーズにしてくれるのです。
「もっとコーヒーを楽しみたい」「自分の味を見つけたい」そんな気持ちが芽生えたら、ハリオのドリッパーがぴったりです。
ハリオドリッパーの特徴
- 味わいはスッキリとした後味から、しっかり濃厚な味まで幅広く調整可能。
- フィルターは円すい型の専用ペーパーを使用。深い抽出ができるのが特徴です。
- プラスチック製がメジャーですが、ガラス製やカラフルなモデルもあり、見た目もスッキリしています。
ハリオドリッパーは、「今日はちょっと濃いめに」「明日は軽やかに」そんなふうに、気分に合わせて淹れ方を変えたい方におすすめです。
一つ穴が味の調整をしやすいと言われる理由
- お湯のスピードを自分でコントロールできる
一つ穴は大きいため、お湯がスッと落ちていきます。
その分、注ぎ方によって味が大きく変わります。
細くゆっくり注げば濃く、早く注げば軽くという具合です。 - 粉の層が深くなることで、抽出の幅が広がる
円すい型は、粉が中心に集まりやすく、厚みのある層になります。
これにより、深い味わいを引き出すことができるんです。 - らせん状のリブが空気の通り道をつくる
ペーパーとドリッパーの間にすき間ができることで、空気が抜けやすくなり、スムーズな抽出が可能に。
これも味の調整に影響します。
カリタVSハリオ、どちらが人気ある？
人気の面ではハリオの方がやや優勢といえるかも……。
代表的なものがハリオV60のドリッパーですね。
特に、ハリオは「サードウェーブコーヒー」の流れとともに世界中のバリスタに愛用されるようになり、2010年のワールドブリュワーズカップで優勝者が使用したことで一気に注目を集めました。
その後、海外のカフェや専門店でも定番のドリッパーとして広く使われるようになり、スタイリッシュな見た目も人気の理由のひとつです。
一方で、カリタも根強い人気があります。日本の喫茶店文化に深く根ざしていて、
「ハンドドリップといえばカリタ」というイメージを持つ方も多いです。
三つ穴式の安定感と、どこか懐かしい雰囲気が家庭用として長く愛されている理由です。
結論として。
どちらも素晴らしいドリッパーなので、「人気」よりも「自分のスタイルに合うかどうか」で選ぶのがいちばんの近道かもしれません。
まずは気軽に試してみることが、コーヒーを楽しむ一番の近道です。
なたの毎日に寄り添う一杯を、ぜひ見つけてください！
カリタに向いているコーヒー豆
三つ穴式のカリタドリッパーに合う豆は、
おすすめは中深煎り〜深煎りで、まろやかに。
カリタは三つ穴の台形型ドリッパー。
お湯の流れがゆっくりで、味が安定しやすいので、コクのある豆や、苦味・甘みをしっかり感じたい豆に向いています。
おすすめの豆タイプ。
- 中深煎り〜深煎り（シティロースト〜フレンチロースト）
- ブラジル、グアテマラ、コロンビアなどの中南米系
- ナッツ系・チョコ系の風味がある豆
こんな味わいに。
- まろやかで、ほっとするような味
- ミルクと合わせても美味しい
- 毎日の定番にしたくなるような安定感
ハリオに向いているコーヒー豆
エチオピアコーヒー豆
おすすめは浅煎り〜中煎りで、香りを楽しむ。
ハリオは円すい型で一つ穴。
お湯のスピードや注ぎ方で味が変わるため、香り高く、繊細な風味を持つ豆に向いています。
ハリオドリッパーにおすすめの豆タイプ。
- 浅煎り〜中煎り（ライトロースト〜ミディアムロースト）
- エチオピア、ケニア、パナマなどのアフリカ・中米系
- フローラル系・柑橘系の風味がある豆
こんな味わいに。
- スッキリとした後味。
- 華やかな香りが広がる。
- ブラックで飲むと、豆の個性が際立つ。
カリタドリッパーとハリオドリッパー徹底比較！
カリタドリッパーVSハリオドリッパーを初心者さん分かりやすく、7つの項目で徹底比較してみました！
| NO | 項目 | カリタドリッパー | ハリオドリッパー |
|---|---|---|---|
| 1 | 構造 | 台形型・三つ穴式 | 円すい型・一つ穴式＋らせんリブ |
| 2 | 抽出の特1 | お湯の流れがゆっくりで安定 | 注ぎ方次第で味が大きく変化 |
| 3 | 味わい | まろやか・バランス型・ほっとする | スッキリ〜濃厚まで幅広く調整可能 |
| 4 | 向いている豆 | 中深煎り〜深煎り（ナッツ・チョコ系） | 浅煎り〜中煎り（フローラル・柑橘系） |
| 5 | 素材とデザイン | 陶器・ステンレスなど温もり重視 | ガラス・プラスチックなどおしゃれ |
| 6 | 人気の傾向 | 日本の家庭で根強い人気 | 世界のバリスタに支持される |
| 7 | 初心者さんへのおすすめ度 | ★★★★ とても高い（安心感あり） | ★★★ やや高め（慣れると楽しい） |
※比較の内容は絶対ではありません。
浅煎りの豆をカリタで淹れることができないという意味ではなく、そういった傾向がありますよ、という意味の表になります。
まとめ
あなたに合うドリッパーを選ぼう
いかがだったでしょうか？
カリタとハリオの特徴を比較してみました。
初心者さんにはカリタという定説もありますが、それは絶対ではないですし、自分が使ってみたいと思うものを購入するのが一番です。
初心者さんは安定のカリタ、慣れてきたら自由度の高いハリオ。
そんな形もアリです。
両方の個性を知っていることは損ではないですし、ドリップ上達への近道でもあると思います。
カリタかハリオか……。
この記事が、どちらにしようか迷っているあなたの参考になってくれたら嬉しく思います。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
またのご来店をお待ちしております。