コーヒー豆の産地へ

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coffee letterにようこそ。

コーヒー好きなあなたは、コーヒーからのメッセージがあるのを知ってますか?

売られているコーヒーのパッケージを見ると、産地が書かれてありますね。
いつも自分が飲んでいるコーヒーが、世界のどこから来たのだろう…。

ブラジル?ハワイ?エチオピア?ジャマイカ?もっと他の国?

コーヒーの味は、コーヒーベルトといわれる地域の、それぞれの風土・気候・土壌などの栽培環境によって決まります。

ですから、原産国が記されているのは、コーヒーからあなたへのメッセージなのです。

誰かと時間を過ごすとき、コーヒーを飲みながら、
「この国のこの豆が好きなんだよね」と、ちょっぴり通ぶってみたくなるのも、コーヒーの奥深いところ。

不思議とそれだけでカッコよく見えちゃいますよね。

コーヒーの産地とその特徴を知って、コーヒータイムに異国を旅してみませんか?

ここでは、コーヒーの産地とそこで獲れるコーヒー豆の特徴がわかります。

もくじ

コーヒーの産地|コーヒーベルト

現在コーヒーは、世界70か国あまりで栽培されています。
生産地は赤道を中心に南緯25度に集中していて、その地域がコーヒーベルト(またはコーヒーゾーン)と呼ばれています。

同じ品種の木であっても、生産地が違うと味や香りにさまざまな特徴が出るのは、風土や気候が影響するからです。

各国の国旗とともに、①日本からの飛行時間 ②現地のコーヒーの名前 ③その国とコーヒーの特徴を簡単にまとめてみました。

南米 ブラジル
アメリカ経由で25時間~ ヨーロッパ経由で34時間前後 中東経由は28時間
ブラジル・サントス
ブラジルはサッカー王国ですね。ロナウドやペレ…。個人的にはカニージャ選手が大好きでした。
世界最大のコーヒーの生産国ブラジル。生産量が多いので、品質や価格が安定しています。クセがなくあっさりとした後味のコーヒーが多く、味や香りのバランスがよいのが特徴。コーヒー豆を始めて買うという方にもおすすめできます。

アメリカ ハワイ)
偏西風の影響で、帰りの飛行時間が行きよりも時間がかかる 行き7時間半~9時間 帰り8時間~10時間
コナコーヒー・エクストラファンシー
ジャングル、渓谷、火山などの大自然の美しさを楽しむならハワイ。
一度は行ってみたいですね。ハワイは世界三大コーヒーの一つ、ハワイコナやエクストラファンシーなどの生産地です。それ以外の規格のコーヒーを、ハワイアンコーヒーといいます。お土産でも人気のコーヒーは、スッキリとして、上品な酸味が特徴。現地ではコーヒーの農園見学もできます。

南米 コロンビア
19時間30分
コロンビアコーヒー(ほとんどが※アラビカ種)
コロンビアでは約300万人の人々がコーヒーの生産にかかわっています。 (現人口は約5000万人)その人々が作るコーヒーは、柔らかい苦みとコクそして、フルーティーさが特徴。バランスのとれた酸味があります。ブレンドのベースとしても使いやすいコーヒーです。
※アラビカ種とは木の種類のこと

中南米 ジャマイカ
1回または2回の乗り継ぎがあり、最短で22時間
ブルーマウンテン
ジャマイカの国名は先住民の言葉で「木と水(または泉)」の意味。
珊瑚砂の三日月形のビーチ、セブンマイルビーチは美しいことで知られています。
「ブルーマウンテン」は、繊細で味のバランスがいいことで有名。苦み・甘味・酸味・コクが絶妙なバランスを保つブルーマウンテンは、コーヒーの王様です。

中央米 グアテマラ
18時間
グアテマラコーヒー
グアテマラの意味は「木々の土地」。世界文化遺産に登録されているマヤ文明の遺跡が多く残ってる国です。
グアテマラコーヒーはフルーティ―で、酸味と花のような香りが特徴的。数ある中南米の産地の中でもグアテマラコーヒーは、複雑な味わいと香りを持つ上品なコーヒーです。日本では知名度が高く人気があります。

東南アジア インドネシア
8時間
トラジャコーヒー・マンデリンコーヒー
ASEAN最大の人口と国土を持つ国です。様々な民族や文化、宗教を尊重する「多様性の中の統一」が特徴的な国。
コーヒーは「マンデリン」が有名。酸味は軽く、深いコクと苦みがありますが、口あたりはなめらかなコーヒーです。※カネフィラ種(ロブスタ)の一大生産地です。
※カネフィラ種とは木の種類のこと。

コーヒー豆の輸送|ブルーマウンテンだけが樽で輸送?

コーヒー豆を空輸や船便で輸送するとき、コーヒー豆は麻袋やビニール袋に入れられます。
しかし、ブルーマウンテンだけは樽に入って輸送されるのです。
樽は使われている木材が湿気を吸収し、温度も調節してくれます。
コーヒー豆の鮮度や高い香りを保つ方法として、樽輸送は最適なのですね。

ブルーマウンテンはブルーマウンテン山脈のごく限られた場所でしか栽培できません。
希少価値が高いため、ブランドとしての品質チェックも厳しく行われています。
ブルマンだけが樽輸送されるなど、特別扱いされる理由は、最高のものを最高の形で私たちの元へ届けたい、という生産者の方々のこだわりでもあるのです。

あなたならどの国へ?

主な産地をご紹介してみましたが、あなたならどの国へ行って、どのコーヒーのルーツに触れたいと思いますか?

私なら…。やはりハワイです。
ミーハーだと言われそうですが、やはり一度は行ってみたいです。
日本人が多いと思うので、安心という感覚もありますよね。

そしてやはり、ハワイにあるコーヒー農場見学にぜひ行ってみたい!

昼は暖かかく、夜は涼しいのだそう。そしてコーヒー畑から望む美しい青い海岸が、夢のように広がっている…。
そんな景色を見る、と言うよりは体験してみたいです。

そこに立つと、どんな風が吹いて、空気の色はどんなだろう?
行ってみたいなぁ、想像しただけでワクワクしてきますね。

ハワイのコーヒー、ハワイコナは酸味とコクが強いコーヒーです。
個人的にコーヒーの酸味はあまり好きではのですが、ハワイに行ったらブレンドしたコーヒーを注文します。

夜はもちろん、トロピカルドリンク。マンゴー、パパイヤ、パイナップル…。

私の好きなアルコール入りトロピカルドリンクもあるのかな??

大きな夕日が沈むのを、ほろ酔い気分で見ることができたらどれだけ幸せな気分になるでしょうか。

ムームーは中高年に似あうというので、そこだけは安心。


コーヒーの木の種類

観葉植物で人気のコーヒーの木。
葉っぱはツヤがあり、葉の形も美しいのでインテリア性が高く人気があります。

一般にインテリア用に売られているコーヒーの木は、アラビカ種になります。

上手に育てることができれば、開花後に葉の根本にたくさんの実をつけるそうですが、私は残念ながら見たことがありません。
温度の管理がむずかしく、いつも途中で枯らしてしまうのです。

実が完熟したものを、コーヒーチェリーと言い、この赤い実から果肉などを取り除き、種子だけにしたものがコーヒー豆になります。

コーヒーの木の品種は数多くありますが、アラビカ種とカネフィラ種(ロブスタ)が2大品種になります。
6対4の割合で、アラビカ種の方が多く栽培されています。

日本で飲まれているものは、ほとんどがアラビカ種です。

アラビカ種

樹高は通常1.5mから3メートルほどなので扱いやすい木と言われています。
そのため、世界で最も多く栽培されています。
アラビカ種はストレートで飲むことが多いコーヒーです。

カネフィラ種(ロブスタ)

ロブスタの樹高は3~6mにもなります。
がっしりとし、高温・高湿にも強い木です。
生産地はベトナム、インドネシア、ウガンダなどですが、ロブスタは苦みが強く独特の穀物臭があるために、ストレート向きではありません。大体がブレンドコーヒーやインスタントコーヒーの原料にもよく使われています

ストレートで飲む、ブレンドで飲むってどういう意味?

コーヒーをストレートで飲むとか、ブレンドで飲むとか言われますが、どういう意味でしょうか。

*ストレートとは、一つの産地から収穫された単品、もしくはそれで抽出したコーヒー。
例えば、ブルーマウンテン(ジャマイカ産)キリマンジャロ (タンザニア産) モカ (エチオピア産やイエメン産)などです。

*ブレンドとは複数産地のコーヒー豆を混合した豆、またはそれで抽出したコーヒー。
コーヒーのパッケージなどに複数の豆の名前とその他、などで表しているもの。

☕ 喫茶店で「ブレンド」といえば、複数のコーヒーを、お店独特の割合で調合したコーヒーが出されるわけですね 🍰

コーヒーは地球からの贈り物

コーヒー豆の産地を知り、生い立ちに思いをはせると、世界中の生産者の方の背中が見えるような気がします。

世界の中で収穫できる場所はコーヒーベルトと場所が限られているのに、世界中で愛されているコーヒー。

私たちは地球からの最高の贈り物を飲んでいるのです。


ここまで読んでくださってありがとうございます。
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